迷路アプリと類似アプリ
迷路にハマった後、グーグルプレイで、迷路系アプリをダウンロードしまくった。
どんな感じで迷路を楽しむのか知りたかったからだ。
結果として、迷路等名がついているアプリは全く楽しめる代物ではなかった。
まず、迷路ゲームの一番の問題点は、スマホの画面が小さいこと。
もし、画面に収まる大きさの迷路をつくったら、道がごちゃごちゃの迷路になってしまう。
だから、多くのアプリは画面の一部のみを表示し、経路の移動とともに画面を動かすようにしていた。
画面の一部しか見えないものだから、紙にプリントした迷路と違って、大人でも、すぐには解けなくなるというメリットがある。
しかし、大人の多くは、簡単な迷路を単なる操作性の悪さのために、ゴールできないだけという印象を持ってしまう。
結局のところ、大人向けではない。
だからといって、子供が喜ぶかというとそうでもないと思う。
まず、操作がしにくい。画面を大きくしたとしても、結局、曲がりくねった道をタップで移動させるのは、イライラがたまるだけだ。
結局、迷路という名がついているアプリの開発者は、一般書籍に載っていそうな迷路の作り方をそのまま使って、単にデザインを美しくした程度のものだけしかなかったという印象。
それでも、ダウンロードされまくっている作品があるのは意外だが。
たしかに、敵のキャラとかが出てくるようにすると、ゲームを始めたばかりの世代の子供たちは喜ぶのかもしれない。
なんだか、不満をたらたらと書いてしまったが、迷路アルゴリズムを応用して作れそうな面白いアプリもあった。
玉転がしゲームなんてその典型。
迷路と違い、迷う路は必要ない。
一本しかない路に穴を沢山あけ、それをよけながらゴールする。
スマホを傾けたり、玉を空中に浮かべるために揺らしたりするのが楽しい。
だが、基本は、迷い道が不要なのでアルゴリズムをいかせるわけではない。
アルゴリズムを活かせそうなのは、チクタクバンバン形式のゲーム。
玉が転がりだして、その経路を作り出す。
これは、迷路アルゴリズムの応用でイケそう。
迷路の正解路を作るアルゴリズムを応用すればいい。
だが、少し違うのは、十字路の扱い。
十字路は基本的に右折と左折ができない。直進するのみ。
直進した後、カーブのマスを組み合わせて、再び、別の経路から十字に玉を入り込むようにする。
でもこの程度のアルゴリズムなら簡単にできそうだ。
あとは、水道菅をつなぐアプリも迷路アルゴリズムの応用といえそう。
左右に水道管をつなぐことで、水を流し込むものだが、基本的には、チクタクバンバン形式と同じ感じ。
ただ、ビジュアル的にチクタクバンバン形式の方がオシャレなものが多く面白かった。